日本財団、JASTO、リバネスは、2025年7月31日(木)に「マリンチャレンジプログラム2025 関東大会 〜海と日本PROJECT〜」を開催しました。
主催:日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス
発表チーム、研究コーチ、見学者、取材メディアなど、92名が参加しました。
当日は、関東地域の1都4県から15チームが参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。発表に対して質疑応答を行った審査員達により、優秀賞受賞チーム 6件を選出しました。受賞したチームは翌年2月に東京で開催する全国大会へ出場します。大会概要、発表チームおよび、優秀賞受賞チームは以下の通りです。
【発表演題・受賞結果一覧】
No | 研究テーマ | 研究代表者 | 学校名 | 都道府県 | |
1 | 下水処理に使われる微生物の海水での有用性について | 鷲足 祐香 | 東京海洋大学 | 東京都 | |
優秀賞 | 2 | ウミウシの再生と繁殖 | 浦野 恵奈 | 星美学園小学校 | 埼玉県 |
3 | 環境DNAを使った検出限界濃度の確立 | 竹澤 優斗 | 正智深谷高等学校 | 埼玉県 | |
優秀賞 | 4 | 円形ホバークラフトの開発 | 溝口 日哉 | 東京都立戸山高等学校 | 東京都 |
5 | 蛍の生育に適した水質を新宿区おとめ山公園に注目して考える | 塚原 悠一郎 | 海城中学校 | 東京都 | |
優秀賞 | 6 | 植食動物の行動研究から決定する人工藻場礁の新たなかたち | 芦谷 朋樹 | 東海大学付属望星高等学校 | 東京都 |
7 | 大型外来種珪藻を用いた未利用資源開発 | 今井 輝 | 東京都立成瀬高等学校 | 東京都 | |
優秀賞 | 8 | 東京都荒川における水生昆虫の多様性 | 中村 優希 | 東京都立文京高等学校 | 東京都 |
9 | 東京都練馬区におけるアメリカザリガニに付着する生物の調査 | 角渕 陸翔 | 東京都立大泉高等学校附属中学校 | 東京都 | |
優秀賞 | 10 | 相模湾の藻場再生 | 高倉 春樹 | 共育倶楽部 | 東京都 |
11 | ボラはなぜジャンプするのか~ジャンプを誘発する周波数~ | 長谷川 舜 | 関東学院六浦中学校・高等学校 | 神奈川県 | |
12 | 横浜港での赤潮発生要因を解き明かす | 伊藤 晴哉 | 山手学院高等学校 | 神奈川県 | |
13 | カブトエビを活用した稲の有機栽培に関する研究 | 瀬川 太陽 | 浅野中学・高等学校 | 神奈川県 | |
優秀賞 | 14 | 人間用心電図計を用いた半水生ガメの非侵襲的心拍数測定 | 朝比奈 遥杜 | 静岡大学教育学部附属浜松中学校 | 静岡県 |
15 | ワニの生態を活かしたバイオミメティクスロボットの開発 | 大塚 蓮 | Harrow International School Appi | 静岡県 |
星美学園小学校 浦野 恵奈さん(中央)と審査員の皆さま
東京都立戸山高等学校 溝口 日哉(中央)と審査員の皆さま
東海大学付属望星高等学校 芦谷 朋樹さん(中央)とチームメンバー、審査員の皆さま
東京都立文京高等学校 中村 優希さん(中央)とチームメンバー、審査員の皆さま
共育倶楽部 高倉 春樹さん(中央)とチームメンバー、審査員の皆さま
静岡大学教育学部附属浜松中学校 朝比奈 遥杜さん(中央)とチームメンバー、審査員の皆さま
また、今回は先輩講演にて、マリンチャレンジプログラム第三期生の東京大学大学院の圓林悟さんに、現在の研究内容と本プログラムに参加した当時の学びについてプレゼンテーションしてもらいました。圓林さんは2020年「魚類の色覚と学習能力について」というテーマで九州沖縄大会から全国大会へ出場しました。現在は、本プログラムにて研究コーチとして活躍しながら、漁業におけるICTシステムの効果検証の研究を続けています。
<実施概要>
日 時:2025年7月31日(木)10:00-17:00
会 場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
(〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町8 TKP市ヶ谷ビル)
アクセス:JR総武線 市ケ谷駅 徒歩2分、東京メトロ 市ケ谷駅 7番出口 徒歩1分、都営新宿線 市ケ谷駅 4番出口 徒歩2分
参加者:発表チーム、研究コーチ、その他見学者
主 催:日本財団、JASTO、株式会社リバネス
【当日スケジュール】
時刻 | プログラム内容 |
10:00 | 開会式 |
10:20 | 口頭発表1〜5 |
11:35 | 昼食 |
12:25 | 口頭発表6 〜10 |
13:40 | 休憩 |
13:50 | 口頭発表11〜15 |
15:05 | 休憩 |
15:10 | マリンチャレンジプログラム先輩講演 |
15:40 | ポスター交流会 |
16:20 | 表彰式・閉会式・集合写真撮影 |
17:00 | 解散 |
【審査員】
No. | 氏名 | 所属 | 肩書 |
1 | 西山 哲史 | 株式会社リバネス | 審査員長 |
2 | 楠部 真崇 | 一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 | 審査員 |
3 | 渡邉 啓介 | 東海大学 海洋学部 海洋理工学科 海洋理工学専攻 | 審査員 |
4 | 石井 晴人 | 東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 | 審査員 |
5 | 山崎 大志 | 東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 | 審査員 |
各ブロック大会の優秀賞受賞チームは、今回得たことを糧に、さらに研究を行い、2025年2月23日の全国大会にて研究成果を発表します。
本プログラムは、次世代へ 豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とが つながる“日本財団「海と日本 プロジェクト」’’の一環で行っています。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社リバネス(担当:吉川)
Email: [email protected] Tel: 03-5227-4198