日本財団、JASTO、リバネスは、2025年8月9日(土)に「マリンチャレンジプログラム2025 関西大会 〜海と日本PROJECT〜」を開催しました。
発表チーム、研究コーチ、見学者など、50名が参加しました。
当日は、関西地域の1府1件から5チーム(採択6チーム、発表辞退1件あり)が参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。発表に対して質疑応答を行った審査員達により、優秀賞受賞テーマ 2件を選出しました。受賞したチームは翌年2月に東京で開催する全国大会へ出場します。大会概要、発表テーマおよび、優秀賞受賞テーマは以下の通りです。
【発表演題・受賞結果一覧】
受賞 | No | 研究テーマ | 研究代表者 | 学校名 | 都道府県 |
優秀賞 | 1 | ヨシ抽出液でイシガイを救え!! | 和田 武 | 清風学園 清風中学校・高等学校 | 大阪府 |
優秀賞 | 2 | サンゴの健康状態を電池で診断! | 西川 歩花 | 大阪教育大学附属高等学校池田校舎 | 大阪府 |
3 | 新種記載されたシマヒレヨシノボリの石川(大和川水系)流域における生態の研究 | 重田 悠斗 | 大阪府立富田林高等学校 | 大阪府 | |
4 | 兵庫県におけるアカハライモリの生息状況について | 山端 葵子 | 瀧川学園 滝川中学校 | 兵庫県 | |
発表辞退 | 5 |
干潟環境の再現によるハクセンシオマネキの水槽内飼育と人工繁殖 | 川崎 風花 | 兵庫県立神戸高等学校 | 兵庫県 |
6 | スズキの利きの研究 〜脊椎動物の左右性の真相に迫れ!~ | 森川 貴弘 | 姫路市立飾磨高等学校 | 兵庫県 |
和田 武さん(清風学園 清風中学校・高等学校)とチームメンバー、審査員の皆さま
西川 歩花さん(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)、審査員の皆さま
また、今回は先輩講演にて、マリンチャレンジプログラム第5期生の名古屋大学の竹内優輝さんに、現在の研究内容と本プログラムに参加した当時の学びについてプレゼンテーションしてもらいました。竹内さんは2021年「カシオソームの動態の軌跡」というテーマで関西大会で発表を行いました。現在は、名古屋大学にてクラゲの動物行動学研究に取り組んでいます。
先輩講演後は竹内さんのほか、研究コーチの東京大学 圓林悟さん、東京科学大学大学院 青木俊輔さんにも登壇いただき、特別パネルセッションを行いました。登壇した先輩たちの経験談をもとに新しい研究テーマを立ち上げるために大切な視点や行動についてお話しました。
<実施概要>
日 時:2025年8月9日(土)13:00-17:00
会 場:グランキューブ大阪 12階 1202会議室
(〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51 )
参加者:プログラム採択者、その他見学者
主 催:日本財団、JASTO、株式会社リバネス
【当日スケジュール】
時刻 | プログラム内容 |
13:00 | 開会式 |
13:20 | 口頭発表1〜6 ※発表辞退1件あり |
14:30 | 休憩 |
14:35 | マリチャレ先輩講演 |
14:45 | 特別パネルセッション |
15:30 | ポスター交流会 |
16:10 | 表彰式・閉会式・集合写真撮影 |
17:00 | 解散 |
【審査員】
No. | 氏名 | 所属 | 肩書 |
1 | 高橋 宏之 | 株式会社リバネス 知識創業研究センター | 審査員長 |
2 | 上田 正人 | 一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 | 審査員 |
3 | 安房田 智司 | 大阪公立大学 | 審査員 |
4 | 永田 恵里奈 | 近畿大学 | 審査員 |
5 | 國島 大河 | 摂南大学 | 審査員 |
各ブロック大会の優秀賞受賞テーマは、今回得たことを糧に、さらに研究を行い、2025年2月23日の全国大会にて研究成果を発表します。
本プログラムは、次世代へ 豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とが つながる“日本財団「海と日本 プロジェクト」’’の一環で行っています。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社リバネス(担当:吉川)
Email: [email protected] Tel: 03-5227-4198