2026.02.24

マリンチャレンジプログラム2025 全国大会を開催!最優秀賞は、牡蠣殻で海の未来を拓く寺本蒼空さんへ

2026年2月23日(月)、「マリンチャレンジプログラム2025全国大会 〜海と日本PROJECT〜」を開催しました。本大会では、2025年8月に5つの地区ブロックで開催された地方大会にて全40チームの中から選抜された15チームのうち、14チームによる口頭での研究発表が行われました。発表したチームより、審査によって最優秀賞および各賞を決定しました。 また、本大会では2025年度に実施した共同研究プロジェクトに参加した10チームによる研究ピッチとポスター発表も行われました。当日は発表者、研究チームのメンバー、研究コーチなど、多くの方が参加しました。

 

<概要>
大会名:マリンチャレンジプログラム2025 全国大会〜海と日本PROJECT〜
日時:2026年 2月 23日(月) 10:00 ~ 17:00
場所:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋
(〒103-0027 東京都中央区日本橋3-11-1 HSBCビルディング 5階 )
内容:マリンチャレンジプログラム2025の地方大会で選出された次世代研究者15名による研究発表、共同研究プロジェクトの採択チーム10件による研究発表、発表者・来場者とのポスター交流会

 

発表テーマおよび各賞は以下の通りです。
※11番は当日欠席

発表順 大会 テーマ 代表者 学校名 受賞結果
1 北海道・東北 海に豊かな緑を彩る〜昆布漁師を救え〜 毛内 美咲 浦河高校
2 北海道・東北 秋田市のシナイモツゴ生息状況と域内保全に向けて 岩﨑 悠真 秋田県立秋田高等学校
3 北海道・東北 アオリイカの体色変化と行動の関係について 佐藤 風斗 山形県立酒田東高等学校
4 関東 ウミウシの再生と繁殖 浦野 恵奈 星美学園小学校
5 関東 人間用心電図計を用いた半水生ガメの非侵襲的心拍数測定 朝比奈 遥杜 静岡大学教育学部附属浜松中学校
6 関東 円形ホバークラフトの開発 溝口 日哉 東京都立戸山高等学校 JASTO賞
7 関東 植食動物の行動研究から決定する人工藻場礁の新たなかたち 芦谷 朋樹 東海大学付属望星高等学校
8 関東 東京都荒川における水生昆虫の多様性 中村 優希 東京都立文京高等学校
9 関東 相模湾の藻場再生 高倉 春樹 共育倶楽部
10 関西 ヨシ抽出液でイシガイを救え!! 和田 武 清風学園 清風中学校・高等学校 リバネス賞
11

欠席

関西 サンゴの健康状態を電池で診断! 西川 歩花 大阪教育大学附属高等学校池田校舎
12 中国・四国 マイクロファイバーによる海洋汚染を防ぐには 安原 なつみ 岡山県立倉敷工業高等学校
13 中国・四国 アマモの森復活へ 日生産種子の淡水発芽と牡蠣殻利用の有効性 寺本 蒼空 岡山県立倉敷天城高等学校 最優秀賞
14 九州・沖縄 イカシバは楽園?それとも危険地帯?カメラで見た稚イカの世界 瀬崎 稜空 鹿児島県立鹿児島水産高等学校
15 九州・沖縄 赤土流出とサンゴの未来 宮澤 しえ 沖縄工業高等専門学校

 

<受賞結果>

最優秀賞

「アマモの森復活へ 日生産種子の淡水発芽と牡蠣殻利用の有効性」
寺本 蒼空 岡山県立倉敷天城高等学校

 

<受賞理由(詳細)>
全世界でつながる海という広い視点と、地域の具体的な課題を結びつけた意欲的な研究であった点が高く評価されました。
複雑な水圏環境の中で、アマモと牡蠣殻という地域資源をどのように組み合わせ、実装可能な方法へと落とし込むかという難題に真正面から挑戦。結論を導くことが難しいデータとも丁寧に向き合い、次世代研究者としてふさわしい姿勢とプレゼンテーションが印象的でした。

<受賞コメント>
「この研究を本格的に始めたのは3年目でした。それまで何度も思うような結果が出ず、生物は産地や条件によって違いが大きく、何度も壁にぶつかりました。それでも続けてきたからこそ、ここに立てたことが本当に嬉しいです。これからは研究を支えてくれる仲間を増やし、他地域にも広げられる研究にしていきたいです。」

 

JASTO賞

「円形ホバークラフトの開発
溝口 日哉  東京都立戸山高等学校

 

<受賞理由(詳細)>
数式や物理理論を用いた解析、シミュレーションによる検証、さらに実際のものづくりまでを一貫してやり切った点が高く評価されました。
理論だけでなく、3Dプリンターによる試作・改良を重ね、数学・物理・工学を横断しながら堅牢な設計へと発展させた研究姿勢は、日本の先端科学技術人材育成というJASTOの理念に合致するものでした。

<受賞コメント>
「一人で研究を進める中で、時間もかかり、議論の組み立ても大変でした。でも、こうして認めてもらえて本当に嬉しいです。これからはもっと多くの人とつながりながら研究を発展させていきたいと思います。」

 

リバネス賞

「ヨシ抽出液でイシガイを救え!!
和田 武  清風学園 清風中学校・高等学校

 

<受賞理由(追記案)>
複数の生物種間の相互作用を多角的に捉え、単一視点ではなく生態系全体を踏まえて課題解決にアプローチした点が高く評価されました。複雑な生態系課題に対し、科学的検証と実装可能性の両立を意識した研究姿勢が印象的でした。また、研究の継続・継承を見据えた取り組みも評価ポイントとなりました。

<受賞コメント>
「賞をいただけて嬉しいですが、同時にプレッシャーも感じています。先輩から受け継いだテーマなので、しっかりと後輩に引き継ぎ、この研究の面白さを伝えていきたいです。支えてくださった皆さんに感謝しています。」

 

 

14件の口頭発表の審査は、以下の審査員の皆さまにご協力いただきました。

氏名 所属 肩書
審査員長 武田 隆太 株式会社リバネス  執行役員
審査員 楠部 真崇 一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 代表理事
審査員 渡邉 豊 東京海洋大学大学院 教授
審査員 石井健一郎 株式会社シードバンク 代表取締役

 

 

また、当日はマリンチャレンジプログラム 共同研究プロジェクトに参加する10チームもポスター発表を行いました。

 

<共同研究プロジェクト参加チーム>

学校 研究代表者 都道府県
市立札幌開成中等教育学校 金岡 美優 北海道
秋田工業高等専門学校 斉藤 蓮太朗 秋田県
都立神津高校 西原 唯 東京都
三重県立伊勢高等学校 山下 万葉 三重県
鳥取県立鳥取東高等学校 猪本 和希 鳥取県
広島県立広島叡智学園高等学校 堀毛 真佑子 広島県
徳島県立徳島科学技術高等学校 中倉 響希 徳島県
長崎県立上五島高等学校 濱村 桃花 長崎県
文徳高等学校 千葉 万理愛 熊本県
鹿児島実業高等学校 安樂 優希 鹿児島県

 

共同研究プロジェクト参加チームのピッチの様子

共同研究プロジェクト参加チームのポスター交流会の様子

 

◎マリンチャレンジプログラムについて

マリンチャレンジプログラム2025の実施概要や全国の採択チーム・研究テーマ一覧は、Webサイトからご覧いただけます。マリンチャレンジプログラムは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で行っています。

URL:https://marinechallenge.lne.st/ 

 

<お問い合わせ先>
株式会社リバネス 担当:吉川
Email: [email protected] Tel: 03-5227-4198

海と日本PROJECT
このイベントは、海と日本PROJECTの
一環で実施しています
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