第8回目の面談を11月28日に行いました。前回の面談で紹介してもらった実験結果からは本当に牡蠣殻が幼生の稚貝への変態に効果を及ぼしているのかがはっきりしないところがありました。そのため、今度は対照実験のため、海水だけが入った水槽も別に用意してもらって実験を行ってもらいました。その結果、無事に牡蠣殻についている物質が稚貝の成長に関与していることが判明しました。しかも、今までは水槽ひとつにつき1,2匹しか稚貝になっていなかったのが、今回の実験では一度に6匹の幼生が稚貝になったとのことです。これは今年一の快挙です!今回の結果が得られたことで、ついに本腰を入れて成長を促す物質(変態誘起物質)の特定実験が安定して行えるようになりました。手始めに、まずは誘起物質がタンパク質であるかということを確かめる実験をしてみるそうです。このようにして、誘起物質の絞り込みをどんどん進めていきます!(齋藤)