今回も釣り人としての経験が存分に活きた研究計画が発表されました。
地方大会で発表したのは、弱った小魚を狙うクロダイを想定していたようですが、今回は岸壁のイガイが落下するところを狙うクロダイの選好性を確かめるようです。
まず、この異なるシチュエーションでのクロダイの選好性を調べるという観点も素晴らしいのですが、実験方法がさらに凄い…なんと消しゴムにオモリも埋め込んで沈降速度を調節するようです。
どうやら釣り人の間では実際に釣果がある釣法であるらしく、研究手法としても沈降速度以外の要素が何も変わらない、安価かつ身近なもので実験可能というとても優秀な方法です。
こういうプロジェクトならではの化学反応が見られてとてもやりがいを感じています。(原)