実際に現地へ赴いて調査を行い、概ね予定通りの項目の調査をし、データを得る事ができた。現在、データを一つずつよく見つめ直し、どのような傾向があるかを考察しようとしている。フィールドワークの研究、というか研究全般にもいえる事だが、調査（実験）をしてデータを得るだけでは何か自分の論を主張するだけの「研究」には昇華しない。各因子同士の相関性を見出す事が非常に重要となる。環境という、数えきれない因子が影響している中で、高比良さんらは取得できる限りのデータを取り、多面的に考察し始めている。これから調査・考察のサイクルを続ける中で、論を主張する、という「研究」へ昇華する事を大いに期待したい。

(研究コーチ：野村)