ウミウシ研究の第3回ミーティングが行われました。今回は、再生能力の検討にあたり、採取が難しいサガミミノウミウシの代わりに、分類的に近いムカデミノウミウシを使って試してみる方針が共有されました。また、複数種を対象に、光合成との関わりを探る観察にも取り組んでいます。ブラックライトを用いた観察では、蛍光の有無に種ごとの違いがあることがわかり、新たな手がかりが見つかりつつあります。限られた飼育環境のなかでも、柔軟な発想で実験の幅を広げようとする姿勢が印象的でした。今後も数回、採集の機会があるとのこと。お目当てのウミウシに出会えることを願いつつ、引き続き研究の進展が楽しみです。
(研究コーチ:青木)