2025.05.15

観察から仮説へ――第二回ミーティングより

ウミウシ研究の第二回ミーティングを迎えました。今回は、飼育中の複数種のウミウシをめぐって、「どのような環境やエサを好んでいるのか?」という視点で観察や実験が行われていることが報告されました。特に、漂着した昆布に付着していたクラシタナウミウシの様子をヒントに、何を食べているのかを探る試みや、水槽内に明暗の差をつけて光に対する反応を調べる工夫など、多角的なアプローチが印象的でした。水温や水質管理にも注意を払いながら、飼育環境の最適化に取り組んでいます。観察から仮説を立て、次のステップを自分で考えていく姿勢が頼もしく感じられました。今後の進展がますます楽しみです。

(研究コーチ:青木)

海と日本PROJECT
このイベントは、海と日本PROJECTの
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