本研究は、河川や湖沼における水質悪化を早期に検知し、持続可能な水環境管理の実現を目的とする。水質変化に鋭敏に反応するヤマトシジミの殻開閉行動や入・出水管の動きに着目し、生物センサーとして活用することで新たな水質モニタリング手法の構築を目指す。室内実験および野外観測により、水質指標と行動応答の関係を連続測定・解析し、早期警戒指標としての有効性を検証する。それに加えて、鉄バクテリアを集積させたバイオマス担体(吸着剤)を用い、水中で過剰となっているリンを回収し、再利用するシステムを開発する。さらに、回収したリン肥料を用いた植物栽培試験を行い、肥料効果と資源循環の可能性を評価する。
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