本研究は水族館展示が来館者の認識及び行動にどのような影響を与えているのかを明らかにすることを目的とする。水族館は単なる娯楽や生物展示にとどまらず、海洋教育や市民科学の拠点としての役割が期待されているが、その教育的意図が来館者の実際の行動にどの程度結びついているかは十分に検証されていない。来館者と水族館、双方の意図を定量化し分析することによって社会的価値を再検討する。さらに、持続可能な海洋資源という現代的課題と照らし合わせ、水族館が来館者の日常生活にどのように接続し得るのかについても検討し、国内外含めて行動変容を促す展示の要素抽出を目指す。
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