熱帯に住む魚の中にはパリトキシンを蓄積する種がいる。今回の研究の目的は、多くの文献で原因とされているイワスナギンチャクが本当にパリトキシンを持っているのか、またそれはイワスナギンチャクに限ることなのかを明らかにすることである。血液を使い、2つの条件から溶血活性を調べる。さらに海水に粗毒を溶かし、環境DNAを用いて生物の推移を調査する。 また日本は世界的に見ても生息するサンゴの種が多く、サンゴ大国である。しかし日本でサンゴにおける刺胞毒の研究はほとんどされていない。沖縄産のサンゴにフォーカスを当て、スナギンチャクと同様の方法で実験し、生息地や生息環境に毒の作用・成分が依存するか否かを明らかにしたい。
活動情報
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- 2025.01.07
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- 2024.10.02
- 東京海洋大学での本格的な実験開始!
- 2024.08.06
- 着実に前進!実験系の確立と新たな発見
- 2024.06.12
- サンゴ研究、実験を通して見えた課題と展望
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- 発想が光る!日常の観察から生まれた二つの仮説
- 2024.04.23
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